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シニアの方が相続人になる時の注意

独身の長男Hさん(65歳)から、
同居していた亡父の相続手続きのサポート依頼を受けました。

 

遺された財産は、自宅の土地と建物が主で金融資産はほとんどなく、
換価分割の方法で、まず長男Hさんに名義変更後、
自宅の売却手続きを進めていました。

  

8月上旬のある日、
午前9時30分にA銀行にて決済が行われることになり、
その日は朝から特に陽射しが強く、汗ばむぐらいの陽気でした。

 

約束の9時30分を過ぎてもHさんは一向に現れず、
自宅に連絡しても不在で、
日時を間違えていらっしゃるのだろうと思っていましたが、
ふと気が付くと、既に時間は11時過ぎで、
さすがにただ事ではない気がして、
Hさんの自宅に行ってみました。

 

インターホンを押しても反応がなく、
ドアを開けようとしても施錠されている状況でした。
そこで、ドアのすき間から中を覗いてみると、
玄関の電気の明かりが微かに見え、
耳を澄ますとラジオの音が流れていましたが、
中の様子が全くわからず、どうすることもできませんでした。

 

近隣の方にも聞き回りましたが有益な情報は得られず、
自宅売却後に移り住む予定の近くの賃貸アパートに
行ってみることにしました。
タイミングよく、Hさんの引っ越しを受け入れるための
改装工事が行われており、
少し室内を覗くことができました。

 

室内には、Hさんの所持品らしき物が少し置いてあり、
ちょっとずつ引っ越し作業をしているのが見受けられたので、
現場にいた工事業者の方に事情を説明し、
賃貸アパートの大家さんの住所を教えていただきました。

 

そして、大家さんのところで事情を説明したところ、
すべての真相が明らかになりました。

 

大家さんによると、、
昨晩、Hさんは自宅とアパートを行き来し、
引っ越し作業を行っていたそうです。
そんな中、ちょうどアパートに荷物を置いた後、
室内で急に倒れ、

 

たまたま通りかかった大家さんが気付き、
急いで病院に搬送したということでした。

 

原因は軽い脳梗塞で、大事には至りませんでしたが、
現在は入院中とのことでした。

 

私が病院に着いたときは、既に17時を回っており、
ベッドにはHさんが点滴を受けながら横たわっていらっしゃいました。

 

その姿を見ると、自然と涙が出てきました。

 

今後は、シニア世代の方が依頼者のとき、
なかでもお一人暮らしの方の場合には、
普段以上にできるだけ連絡を取り合うように心がけ、
依頼者の健康状態にも気を配り、
変化を見逃さず対応させていただくこともまた、
相続手続きで必要なことだと勉強させていただきました。

 

肝心の決済ですが、日を改めて行うこととなり、
Hさんのいらっしゃる病院で、無事に終えることができました。



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