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借金はないけれど相続放棄

38歳になるYさんから
「父が亡くなったので、相続放棄をしたいのですが
どうすれば良いですか?」と問い合わせがありました。

 

相続放棄をご希望ということで、
当初は借金や保証人等の負の財産がおありだと思っていましたが、

 

お話を聞いてみると、
借金があるわけでも、誰かの連帯保証人になっているわけでもなく
残された財産は不動産と少しの預貯金があるということでした。

 

借金等もないのに、なぜ相続放棄をしたいのか?
さらに詳しくお話をお聞きすると、
残された不動産に問題がありました。

 

亡くなった山下さんの父は、自宅の土地建物と
先祖代々続く地域住民の人たちと共有名義で多くの山林を
所有されていました。

 

その山林を調査すると、48名の共有名義の山林が52筆もありました。

 

共有名義を相続するだけであれば特に問題はないのですが
Yさんはご実家から遠方に住んでいるため、
山林の管理そして地域住民の人たちとの付き合い等を
継続することが問題だったのです。

 

実は、相続放棄を希望されている最大の理由は
他にありました。。。

 

特にYさんが気にかけていらっしゃったのは、
遠方にいても、今回の相続については自分が何とか引き継いでいくことは
できるかもしれないけれど、
自分に相続が起こった時のことでした。

 

Yさんには、中学生と小学生になる2人のお嬢様がいらっしゃいましたが、
2人のお子さまが将来、自分の相続で共有名義の山林を引き継いだ時に
負担をかけてしまうのが申し訳ない、というお気持ちでした。

 

親族にも相続放棄の相談をしていらしゃいましたが、
当然のごとく、周囲からは相続放棄をすることへの
反対意見が多数でした。

 

相続放棄ができる期限までに
Yさんから「相続放棄が本当によいのでしょうか?」と
思い悩んでご連絡をいただきました。

 

最終的に、Yさんは親族からどんなに反対されても、
将来のお子さまたちのことを最優先に考え、
家庭裁判所に相続放棄の申立をして、
相続放棄をされました。

 

Yさんが悩んでいらっしゃるときに申し上げたのは
「正解は1つではない」ということです。

 

立場や環境が違えば、考え方も違います。
Yさんが一生懸命悩んで考えて出された答えなのですから、
それは1つの正しい答えです。



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