未成年者特別利益証明!?

Tさんは、ある日、突然事故でお亡くなりになられました。
相続人は、妻と子ども2人の3人で、下のお子さんは
未成年でした。

 

葬儀後、Tさんの奥さまは当センターへ来社され
「どのような手続きがあるのか?
何をしたら良いのか?」等々心配なことをご質問され、
死亡から現在までの経緯を話してくださいました。

 

相続手続きのポイントとして、下のお子さんが未成年であり、
「未成年者特別代理人」の候補者の準備、家庭裁判所への申立が必要と
説明しました。

 

しかし、協力を得られる知人は皆無で、特に親戚は母方の祖母だけで
その祖母は90歳を超え遠隔地に居住しており
家庭裁判所への訪問は困難でした。

 

色々とお話をお聞きした結果、未成年のお子さまには
教育面で多額の費用をかけていらっしゃっていた経緯が判りました。

 

様々な方法を確認・検討した結果、「未成年者特別利益証明」の
方法を提案しました。

 

「未成年者特別利益証明」は、未成年者が生まれてから現在まで
相続による相続利益より多くの利益をすでに受け取っている、
と親が証明することで、未成年者以外の相続人だけで
分配できる、というものです。

 

Tさんの場合、遺産分割協議書には
妻と上の子の2人の署名捺印で相続手続きが可能でした。

 

この方法により、Tさんの相続は無事に完了しました。

 

「未成年者特別利益証明」は、
本当に未成年者に多額の受益があった場合のみに
適用できるものですので
テクニックとしてだけ使うと、虚偽申請となり、後々のトラブルに
巻き込まれることがありますので
十分注意して利用して下さいね。