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相続人からではない方からの相談

「これからどうしたらよいのでしょうか?」とAさんがご相談に来られました。

 

お話を伺うと、亡くなられたのはAさんのお兄様で、お兄様は離婚後20年以上音信不通のお子様がが2人いらっしゃるとのこと。

 

晩年、Aさんがお兄様の面倒を見ていらっしゃったことから、税務署、役所、取引先などがAさんに対し相続手続を早く行うようにと連絡がありましたがどうしてよいかわからず困り果てていたのだそうです。

 

Aさんが管理されていた財産内容を確認すると、相続税申告の必要がありそうです。この時すでにご逝去から7ヶ月が経過していました。

 

まずは何よりも相続人とコンタクトを取ることが先決ですので行政書士に相談し、相続人に対して管理している財産の引渡しをしたい旨の内容証明を出しました

 

内容証明を出して1週間後、相続人からAさんの元に連絡がありました。

 

その内容は残念ながら「父とは一切関係ない。」というものでした。

 

生前のいきさつは分かりませんが、相続人であること、今後の手続き等についてご説明させていただくと、相続放棄したいとの申し出がありました。

 

一般的に多くの方は「相続放棄は3ヶ月以内」と認識していますがこのケースはどうなるでしょうか?

 

一般的に多くの方は「相続放棄は3ヶ月以内」と認識していますが今回のケースでは、相続人は放棄できるのでしょうか?

 

法律上、相続人は、相続の開始があったことを知った時から3ヶ月以内に相続するとされていますので

 

今回のケースは放棄できる、というのが正解です。

 

その他、相続財産を受け取っていない、相続財産を処分していないというのも重要なポイントになりますが今回は、それらのどれにも当てはまらないため、相続放棄ができます。

 

司法書士の協力のもと、相続人であるお子さま全員が無事に家庭裁判所にて相続放棄をしました。

 

では、第一順位の相続人が相続を放棄すると相続の手続きは終わるのでしょうか?

 

相続権はその次の順位の相続人に移ります。

 

Aさんと亡くなられたお兄さんの父母は、すでにお亡くなりになられていたので相続権は、Aさんに移ります。

 

この時、相続税申告までの期限は残り2ヶ月でした。

 

あらかじめ税理士と相談し、前順位が相続した場合の申告期限について税務署に確認をとり、相続放棄の完了から10ヶ月にしてもよいとの回答を得ていたため円滑に手続きを進めることができました。

 

次にAさんたちが困ったのは、ご自身が相続人となったことでした。

 

ご事情により、実家の姓を継ぐ方がおらず、自宅から遠く離れた田畑を高齢のAさんたちが今後管理していくことができるのかという不安があるからでした。

 

Aさんたちも相続放棄することはできましたが、実家を守っていきたいという強いお気持ちがあり、すべてを相続することにされました。

 

相続税の申告、納税も期限内に何とかすませることができました。

 

その後の土地の活用については、農業委員会や農協と相談しながら進めていきました。

 

Aさんを含む相続人の方々は
「やっと安心した、もっと早く相談すればよかった」と
おっしゃっていました。

 

長い道のりでしたが、そのように言っていただけて本当に嬉しい限りです。



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