セミナーなどでもお伝えしていますが、自分で書く遺言書(自筆証書遺言書)は無効になって使えなかったり、遺言書が発見されなかったり、争族(争う家族)の原因になったり、など様々なデメリットがあります。また、(以前にご紹介しましたが)検認という手続きも必要となり、使える状態になるまで時間がかかります。
下書きのような形で書くのはいいですが、最終的にのこす遺言書としては、公正証書遺言書をつくっておくべきです。
公正証書遺言書の作成費用は、財産の価格や内容によって多少変わりますが、だいたい5万円から20万円の間で作成できると思います。
自分が死んだ後に、家族に負担をかけないためにも、自筆証書遺言書から公正証書遺言書へ書き換えすることをお勧めします。
遺言の内容によっては、手続きを受け付けてもらえない金融機関も続出していますので、一度遺言内容は相続の専門家(実際に手続きを行っている専門家)にチェックしていただくことをおすすめします。
【相続豆知識】自筆証書遺言書から公正証書遺言に
2016.05.10