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【相続事例】20歳以前の戸籍が存在しない!

亡くなった父の不動産を名義変更したいと子Aさんが来られました。

まず父の出生から死亡までの全ての戸籍を集めなければなりません。調査を進めてみると、20歳以降の戸籍は存在するが、それ以前の戸籍はどこの市役所にもありませんでした。

元々父は韓国人で、20歳に帰化をして日本国籍を取得していたということがわかりました。母もその事実は知りませんでした。

戸籍調査の手がかりを掴むため、父の弟の戸籍を確認したところ、出生から母の戸籍に入っており、帰化の記載がありません。父の姉の戸籍を確認してみると、帰化前にすでに親の籍を出ているため確認すらできません。

このように戸籍が揃わない場合、「上申書(役所等に対し、法的な所定の手続きによらずに、申立てを行う書類)」にて手続きを行うことになります。

しかし上申書を使用するためには、「最後まで調査をしたがこれ以上は調べられない」という証拠が必要になります。

今回のケースで、あと残された調査は帰化申請の証拠を探すことです。

そこで国立公文書館や入国管理局に問い合わせをし、外国人登録閉鎖原票の写しをなんとか入手しました。

ここまで調査をし、法務局に確認したところ「では上申書と権利証で手続きを進めて良い。」と回答をいただきました。

父の昔の戸籍がないため20歳以前が不明確なまま終えるという結果となりましたが、手続き自体は無事に終えることができました。

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