【相続豆知識】相続の方法(単純承認)

相続には以前ご紹介した、相続放棄以外に
単純承認と限定承認があります。
 
では、単純承認とはどういったことを言うのでしょうか。
 
単純承認とは、一般的な相続の仕方で、亡くなられた方の財産をすべて相続することです。
これは即ち、プラスの財産もそうですが、マイナスの財産(借金)も相続するということになりますのでしっかりと財産状況を確認した上で相続する必要があります。
 
また、以下のような場合に単純承認したとみなされることがありますので、注意をしましょう。
・相続放棄または限定承認(後日ご説明します)をしない場合
・相続放棄または限定承認ができる期限を過ぎた場合
・相続人が財産の全部または一部を処分した場合
 
借金などが見つかって、相続放棄しようとした時に、財産の一部を処分しているため相続放棄ができないという場合もありますので気をつけてください。
 
そして、単純承認は家庭裁判所等への申請(正しくは申述と言います)は必要ありません。
 
相続放棄の説明など、関連する事例:よく似た名前「相続放棄」と「財産放棄」

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