【相続コラム】定期預金の凍結リスク

私(長井)が生まれた年は1977年
当時の10年国債の応募者利回り金利は6.4%(財務省のホームページ参照)
現在は、マイナス金利・・・

「100万円を15年くらい預けたら、倍になってたな〜」
団塊世代の方々の頭には、この感覚が未だに残っているのかな〜と思いたくなるくらい
葬儀のために、もしものときのために、今すぐ使わないから・・・という理由だけで、ご自身の資産を「定期預金」にされている方が多い。

実際に、メリットはあるとおもうが、昨今の高齢化問題を考えると、定期預金にしておくデメリットの方が大きいように思う。

例えば、預金の引き出しだが、普通預金はATMにて引き出しが可能なのに比べ、定期性預金は基本、窓口対応である。

普通預金の残高が少なくなってくると、長期入院時や、寝たきりになってしまった場合など、本人が窓口に行けない状況での定期預金の引き出しに大変苦労することだろう。

「もしもの時の備え」として、準備してある預金であれば、もしもの時に使用できるのかを確認しておくことも、立派な相続対策であると感じる。(長井)

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